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1st ALBUM <When Dream And Day Unite> | ||
メンバーはチャーリー・ドミニシ(vo)、ジョン・ぺトルーシ(g)ジョン・マイアング(b)、マイク・ポートノイ(ds)、ケヴィン・ムーア(key)。 キャッチーでドラマティクな(1)(2)、今なおライヴでの人気を誇るインストゥルメンタル(3)、大作(4)は圧巻。様式美系(6)、ポップな(8)と、どれも素晴らしい出来で、プログレ・ハードの名盤である。複雑な展開をみせる楽曲だが、不思議なほどに聴きやすいというのもポイントが高い。Voの線が若干細く感じられる部分もあるが、気になる程ではない。ちなみに(3)のタイトルは彼らの前身バンド、MAJESTYを逆さに読んだもの。このアルバム発表後、ヴォーカルのチャーリーが脱退し、バンドは約3年の沈黙を守ることになる。 (レヴュー作成:2003年11月) |
2nd ALBUM <Images And Words> | ||
言うなれば、プログレッシヴ・ロックとHMの精神が見事に融合・具現化された作品。サウンドはHMのそれだし、複雑に展開していく楽曲は殆どが大作。ドラマ性・美旋律、そして歌メロに徹底的にこだわった結果、へヴィでプログレッシヴでありながらも、聴きやすいという稀有な作品となった。 本作を持って彼らは形骸化したプログレシーンに風穴を開けると共に、HR/HMシーンにおいても絶大なる支持を得ることに成功する。 メンバー全員が凄まじい演奏力の持ち主ではあるが、自己満足に陥ることなく、そのテクニックは優れた楽曲を表現するための手法として発揮されている。どの曲もドラマティックな導入部分で聴き手の心を鷲掴みし、抜群の構成力を持って様々なイメージを喚起させながら一気に聴かせてしまう。この構築美にはただただ、溜息が出るばかり。一家に一枚の超名盤。 始終緊張感が張り詰めている中にも、フッと息を抜くことが出来る(2)や(7)のような美しい小作品の存在も光っている。 (レヴュー作成:2003年8月) |
3rd ALBUM <Awake> | |||
なお、初回盤にはボーナス・シングルCDがついていた。その(12)は明け方に聴きたくなるような(?)静かで美しいインストゥルメンタル。ライヴではこの曲から名曲“Pull Me Under”に入るというこれまた美しい展開を見せていた。ファンは要チェック。この曲は輸入盤シングル『The Silent Man』のカップリングで聴くことが出来る (レヴュー作成2003年11月) |
4th ALBUM <Falling Into Infinity>![]() |
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叙情的なギターソロを挟んでHM的に展開していく(3)の激しさと美しさといったらどうだろう! また、ラテンからの影響を感じさせる絶品のバラード(4)の感動的な美しさといい、プログレッシヴ・ロックにグルーヴ感覚を持ち込んだ(5)(9)、ドラマティックなインストゥルメンタル(6)、これまた切ないバラードの名曲(10)・・・と彼らの才能は尽きることが無い。複雑な大作(7)(11)も劇的かつ叙情的にカッチリと決める!! デレクのキーボード・プレイについては確かに前任者ケヴィン・ムーアとはアプローチの仕方が違うし、私の中では最初は印象が薄かった。しかし、改めて聴くに、素晴らしい仕事振りじゃないの! 当時バンドが目指していたサウンド・アプローチを良く理解して、実に的を得たプレイをしている。 初回盤にはボーナス・シングルCDが付いていた。そのシングルに収録の(13)は英国産ニューウェイブを彷彿させる(?)隠れた名曲で、ライヴでも時々披露されるが、現時点では未だに完成ヴァージョンはリリースされていない。 (レヴュー作成2003年11月) |